V-net教育相談事務所

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今田先生の授業「作文を書く!」

この日の今田先生のレッスンは、小学5年生の生徒I・U君と作文を「つくる」授業です。
I・U君の学校では、毎週、日記形式の作文の宿題がでるとのこと。
決して苦手ではないようですが、やはり簡単には仕上がらないし、毎回だとネタにも困ってしまいます。
そこで先生のレッスンで、ネタに困らず素早くオモロク仕上げるすべを伝授してもらおうというわけです。

まずは簡単なメモづくり。
お題にそって、思いついた言葉や文を、どんどん白い紙に書いていきます。
筆が止まると、先生がメモした内容について、ちょっとした質問をする。と、それに答えて、ふたたびメモが増えていきます。


あっという間にメモのできあがり。
紙全体にいろんな言葉の羅列されています。とはいえ、なかには判別できない走り書きも……?
「いいんだよ、僕にはわかるもん」とI・U君。いいんですか、ホントに? 「原稿にはキレイに清書しーや」と先生も苦笑いです。

次にメモした言葉や文を、うまく順番を考えながら、原稿用紙に文章化していきます。
実はうまくメモさえできてしまえば、そこから文章を「つくりあげる」のは以外と簡単。
I・U君も順調にすいすいと作文を清書していきます。

ときどき文がヘンテコになっていると、その都度、今田先生がその部分を指摘します。「そこは『◯◯は〜』やなくて『◯◯が〜』とするべきやな」、「さっきまで『〜です』って書いてたのに、そこだけ『〜だ』って文体変わってるよ。直して」


そして、ついに完成。原稿用紙にして二枚半くらいでしょうか。
本当にあっという間に完成してしまいました。
最後に原稿をコピーして二人で読み合わせ。細かいミスを修正していきます。

作文を「つくる」ひとつのコツは、今田先生いわく「『こんなふうに書くべきだ』というモデルをつくらないこと」だそうです。
書く内容はどんなものでもいい。少々お行儀の悪ことでも、くだらない内容でも、とにかく書く「材料」は何でもいい。
タブーを作ってしまうとネタは浮かばないもの。なんでもいいから、とりあえずメモしてみる、という姿勢で始めれば、けっこう「材料」は集まるものです。
そして、「材料」さえそろってしまえば、こっちのもの。
あとは、それをどんなふうにオモロく料理してやろうかと考えればいいだけです。
「作文練習というものは本来、文章による『創作』につながる第一歩となるものであるべきです。だから、どうかお行儀のいい『作文』を書こうとせず、読んでオモロイ『作品』をつくろうと思って臨んでください」
どうでしょうか。I・U君もわかったかな?